見て歩く日本の城と史跡ー埼玉県太田市(1)

徳川家光により移築された世良田東照宮(世良田町3119ー1)
 
 徳川家康は新田氏の末裔である、という説は「本当なのだろうか?」と思いはあるものの、こうやって現地に
来てみると、史跡はあるし、納得する気分になりました。世良田東照宮はなかなか見事で、『お祖父さんっ子』
だったという徳川家光が、この地に移築したというのも分かる気がしました。
 もう一ヵ所、近くに徳川東照宮なるものがあったことに気が付かず、見ないで帰ったことが残念です。
                                       (23/ 3/ 1 訪問)
 愛知県豊田市松平町にある案内板の抜粋です。
 松平氏は、江戸幕府の創始者である徳川家康の祖で、ここ松平が発祥の地です。伝承によれば、
時宗の遊行僧・徳阿彌が諸国を流浪中、東国から三河の大浜、そして松平郷に入り、土豪の在原信重
の婿となり松平親氏を名乗り、松平城を本城ととしたのが始まりです。
 この案内板にある『時宗の遊行僧・徳阿彌』が新田氏であるのかな?と思います。因みに松平町にも
立派な東照宮があります。

新田氏の家系図及び史跡マップ】【太平記と新田義貞


(現地案内板より 以下も同じです。)

(現地でいただいたパンフレットより)




徳川東照宮は、徳川町にありますが、かつて地名は『得川』だったと聞いています。


左の石柱:徳川義季公館址      右の石柱:東照宮 徳川東照宮は、徳川町387にあります。

新田氏によって開基された東日本最初の禅寺長楽寺(世良田3119−6)

 長楽寺は、世良田東照宮の北側にあるので、東照宮の後足を伸ばしました。
境内の中に道が通っています。北に向かって左に太鼓門を見て、右側にある三仏堂と
蓮池と渡月橋を見学しました。その後、太鼓門を潜って開山堂まで行ったのですが、
うかつにも総門や本堂に気が付かず、帰ってしまいました。
 いつものことながら見落としが多いと思いました。  (23/ 3/ 1 訪問) 

(現地案内板より)

(現地でいただいたパンフレットより)

新田氏の家系図及び史跡マップ】【太平記と新田義貞


太鼓門

太鼓門のアップ
三仏堂

蓮池と渡月橋


奥に開山堂 開山堂

『館の坊』と呼ばれた新田総領の館跡(世良田町3201−6)

 新田総領の館で新田義貞も居館としていただろうという伝承がある総持寺に行きました。
広い境内には、本堂と山門と鐘楼があるのみでしたが、新田義貞縁の館跡ということで、
しばし、感慨に耽りました。「昭和初期まで土塁の残存を見ることができた。」と案内板にあっ
たので、周辺を車で回ってみましたが、やはりそれらしきものは見つかりませんでした。
                                     (23/ 3/ 1 訪問)

(現地案内板より 以下も同じです。)

新田氏の家系図及び史跡マップ】【太平記と新田義貞

(現地でいただいたパンフレットより)

総持寺山門 国指定史跡

本堂の屋根にある新田氏の紋
敷地の角にある『新田館址』の碑


山門を入ってすぐ右にある鐘楼 古い材木が使ってあります。



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