見て歩く日本の城と史跡ー北海道上磯郡(1)

大鳥圭介が新政府軍に対し奮戦した古木内口戦場跡(古木内町字本町338−14・国道383号線沿い).

江差に上陸した新政府軍は、旧幕府軍が占領していた松前城を奪還し、
海岸沿いに函館に向かいました。
途中、ここ古木内口で旧幕府軍の大鳥圭介が新政府軍を迎え討ち、
奮戦しましたが、新政府軍を破ることはできず、撤退しました。
この後、旧幕府軍は、榎本武揚が矢不来台場で新政府軍を迎え撃つ戦に
臨みましたが敗北し、箱館戦争は終焉に向かいます。
榎本武揚が矢不来台場で戦っていたとき、土方歳三は227号線沿いの二股口で
戦いを有利に進めていましたが、榎本敗北の知らせを聞いて、五稜郭に撤退しました。

現在、古木内口戦場跡は『道の駅 みそぎの郷 こきない』になっており、
史跡らしいものは残っていません。円筒形の案内板のみで、当時を知ることができます。
                                 (21/ 7/26 訪問)

『道の駅 みそぎの郷 こきない』
21年NHK大河ドラマ『青天を衝け』で、こんな会話がありました。
「我軍はどうなった?」「松前から敗走し、古木内に500名残して、五稜郭に戻りました。」
大鳥圭介が古木内に留まり、奮戦したのですね。


ここからは、円形の案内板から撮ったものです。

歩兵奉行、幕府伝習隊長、陸軍奉行 終戦後、明治の教育者として活躍






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