見て歩く日本の城と史跡ー神奈川県伊勢原市

修験者が北条氏に加勢した雨降山大山寺(大山724)

丹沢山塊東端の独立峰、標高1251mにある大山阿夫利神社は、
雨を司り国を護る山・神の山としてあがめられてきました。
大山の中腹には同神社の別当寺大山寺(不動堂)があります。
大山寺はかつて古来予言者から発展した山岳宗教『修験道』の道場で、
修験者たちが大山不動神仰を広めました。
大山阿夫利神社はとにかく険しい山の頂上にあって、ケーブルカーの傾斜は25.5度だそうです。
上りはケーブルカー、下りは歩いて『女坂』を下ったのですが、女坂もとにかく険しくて、
『男坂』はいか程険しいだろうかと驚きました。
因みにケーブルカーは、頂上まで6分の途中『大山寺』で停車します。

豊臣秀吉が天正18年(1590)4月小田原城の北条氏政・氏直を包囲したとき、
大山寺の修験者たちは北条氏に加勢しましたが、北条氏は負けて滅亡してしまいました。
                                        (13/10/ 8 訪問)

雨降山大山寺の本堂

大山寺の紋

大山阿夫利神社の紋
大山阿夫利神社 大山阿夫利神社から望む伊勢原市街



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