室町時代に造られた榎下城は、後北条氏の時代になって、地理的に見ても小机城の支城として使われていたと考えられます。
その後、小田原城の開城のときに廃城になったと思われますが、詳しくは分かっていないようです。
その後、跡地に慶長8年頃(1603年)舊城寺(旧城寺)が開基され、今日に至っています。
本丸跡が寺の墓地に使われたりしていることから、比較的保存状態が良いと思いました。
戦国時代の末頃、鉄砲が戦で使われるようになって造られた『箱堀』が、子供達の遊び場として
今もそのままの状態で残っているのは、嬉しいことです。
よく見ると、土塁、空堀と思われる史跡が残っているので、散策するには楽しい城址です。
『榎下城』の名前は、最寄りのバス停『榎下城址裏』に残っているだけだそうです。 (17/ 4/15 訪問)
|