見て歩く甲斐武田氏の史跡ー長野県上伊那郡辰野町(2)

南塩終点の碑と旧小野宿問屋付近(小野952−1)

南塩終点の碑を見付けたのは、偶然でした。
小野宿には立派な問屋の建物が残っていると知って、見に行こうと153号線を
塩尻方面に車を走らせている途中、問屋の建物の向かって左側の空地(駐車場)
の奥に石碑を見付けました。『塩の道』というと、越後の塩を運ぶ糸魚川街道しか
思い当たらなかったのですが、別ルートからも搬入されていたことを知りました。
問屋の建物はとても立派な上に、問屋近くには数軒の古い建物が残っているので
タイムスリップしたような気分にさせられました。   (24/12/29 訪問)










国道153号線

小野光賢・光景記念館

枕の草子第62段『里は』に詠まれる『たのめの里』(小野)

通りがかった小野駅の駐車場の案内板に清少納言が
いたので
びっくりしました。それは、枕草子の第62段
『里は』に
詠まれているのが、ここ小野だというのです。
小野は、
かつて『たのめの里』と呼ばれていたそうです。

私は、枕草子は有名なところしか知らないので、本を
買って第62段を読んでみました。具体的には何も書い
てないので、イマイチ良く分かりません。

この頁では、駅にあった案内板の画像を使わせていた
だきました。       (24/12/29 訪問)



 枕草子第六二段 全文
里は逢坂の里。ながめの里。人妻の里。頼めの里、夕日の里。妻取りの里、人に取られ
たるにゃあるむ、わがまぅけたるにゃあらむと、をかし。伏見の里。朝顔の里。
補注 『夫木抄』巻三十一「信濃なるいなの郡と思ふには誰か頼めの里といふらむ」。
郡名の伊那と否とをかける。人に期待をいだかせる、頼みにさせる、の意。








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