沖縄県指定 伊江村の城山 |
昭和42年4月11年指定 伊江村字東江上グスク原 |
伊江島の唯一の山である城山は、島の中央部やや東寄りに位置し海抜172mの赤色のチャートからできた岩山で、古くから近 |
海を航行した船が目印とした山である。村民の間では、「グスィク」、村外では「伊江島ダッチュー」などと呼ばれ親しまれている。そ |
の山頂から360度の眺望は絶景とたたえられ、沖縄八景の一位に選ばれたこともある。この山は沖縄のグスク時代の遺構の一 |
つで、地域住民の信仰に対象になっており、中腹の城御嶽はチシアゲ森(神名ヨーセジ)と伊江セイ森(神名アマミヤガナシ)の二 |
神のオイベが隣り合わせに祀られ、航海の安全と人々の健康豊作を祈願する拝所となっている。また、イエジマチャセンシダなど |
の植物の自生地としても知られている。山肌には、さる大戦で撃ち込まれた弾痕やくぼみが多数見られ、戦争の悲惨さを今に伝 |
える生き証人ともなっている。 平成3年 沖縄県教育委員会 伊江村教育委員会 |
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許可なしに文化財の現状を変更したり、保存に影響を及ぼす行為をすることは、法律及び条例で禁止されています。 |