見て歩く日本の城と史跡ー沖縄県国頭郡(2)

村民の信仰の対象であり聖地でもある伊江島城山(伊江村東江上552)

  伊江島の城山は、武将の住居ではなく、たまたま『城山』と呼ばれている
だけだ、と思い込み、その上脚に問題があったので、登山口で戻ってしまい
ました。帰宅して、村民の信仰の対象であると知って、登らなかったことを
残念に思いました。それでも、遠目にも見ることができる雄姿を見られたこと
は、とてもよかったです。また、伊江島には興味深い史跡もあって、もっと
ゆっくりしたかった、と思いました。      (25/ 2/23 訪問)




沖縄県指定 伊江村の城山
昭和42年4月11年指定  伊江村字東江上グスク原  
 伊江島の唯一の山である城山は、島の中央部やや東寄りに位置し海抜172mの赤色のチャートからできた岩山で、古くから近
海を航行した船が目印とした山である。村民の間では、「グスィク」、村外では「伊江島ダッチュー」などと呼ばれ親しまれている。そ
の山頂から360度の眺望は絶景とたたえられ、沖縄八景の一位に選ばれたこともある。この山は沖縄のグスク時代の遺構の一
つで、地域住民の信仰に対象になっており、中腹の城御嶽はチシアゲ森(神名ヨーセジ)と伊江セイ森(神名アマミヤガナシ)の二
神のオイベが隣り合わせに祀られ、航海の安全と人々の健康豊作を祈願する拝所となっている。また、イエジマチャセンシダなど
の植物の自生地としても知られている。山肌には、さる大戦で撃ち込まれた弾痕やくぼみが多数見られ、戦争の悲惨さを今に伝
える生き証人ともなっている。            平成3年 沖縄県教育委員会 伊江村教育委員会
 許可なしに文化財の現状を変更したり、保存に影響を及ぼす行為をすることは、法律及び条例で禁止されています。







先の大戦で砲撃を受けた公益質屋跡




伊江島島民を支えた井戸



座喜味城を築城した護佐丸が幼少時代を過ごした山田城(グスク)跡(恩納村字山田)

  カーナビに『山田城』を見付け、行ってみようと思いました。ところが、
『歴史の道』の案内板はあるものの『山田城』の案内板が見つかりません。
山田城は、歴史の道沿いにあるんだろうと思い、歩いてみたかったのです
が、車の置き場がなく、かつ地元の方らしき人に尋ねても分からないと言
われ、登城は、諦めました。
 帰宅してからネットで調べたところ、少し分かったことがあったので、後
のためにここに記録します。        (25/ 2/25 訪問)

(山田城ホームページより)









日本の城と史跡・目次