|     鹿 島 神 社 | 
                        
                        
                          |  創立年代は不明だが、天慶年代(十世紀)平将門追悼の際 六孫王源経基 | 
                        
                        
                          | の臣竹幌太郎がこの地に陣し 当社を祀ったと伝えられる。以降武門の守 | 
                        
                        
                          | とされ 源平時代に竹幌合戦に神の助けがあったという。享徳年代(十五世紀) | 
                        
                        
                          | には上杉憲清(深谷上杉氏)など七千余騎が当地周辺から手計河原 龍瀬 | 
                        
                        
                          | 教西などに陣をとり 当社に祈願した。祭神は武〇槌尊で本殿は文化7年(一 | 
                        
                        
                          | 八一〇)に建てられ千鳥破風向拝付であり 拝殿は明治十四年で軒唐破風 | 
                        
                        
                          | 向拝付でともに入母屋造りである。境内の欅は空洞で底に井戸があり天然 | 
                        
                        
                          | 記念物に指定されていたが 現在は枯凋した。尾高淳忠の偉業をたたえた頌 | 
                        
                        
                          | 徳碑が境内に建立された。 | 
                        
                        
                          |     昭和六十年三月           深谷上杉顕彰会(第二十二号) |