見て歩く甲斐武田氏の史跡ー静岡県静岡市駿河区

武田氏の三名城の一つ・久能山城(根小屋)

久能山と言えば、徳川家康の墓所というイメージが強いのですが、駿河に侵攻した武田信玄が城を造った場所でもあります。
武田勝頼の死後、久能山城は開城の止むなきを得ず、駿河全体が徳川氏の領するところとなりました。。
戦国時代の城址は、神社や寺院になっているところも多いのですが、久能山は徳川家康の遺訓により家康の墓所になりました。
本殿には、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康が祀られていることは、現地のボランティア案内人の方から学びました。

久能山城は、高い崖の上にあり、実際に訪問してみると、難攻不落の要害城であることが分かります。
大手門を入るとすぐに『隠し郭』があり、また通路が桝形になっているなど、工夫が見られます。
太平洋側からは、大手門まで1000段以上の階段を上らなければならないので、脚に自信がない人のため、
日本平から直接二ノ丸までロープウェイが繋がっていますから、日本平からたった5分で二ノ丸に到着できます。


実際に行ってみて、武田の三名城の中で一番ではないかと思えるほどの感激がありました。  (17/05/30 訪問)

武田氏の三名城
 城名 所在地  主な城主 
 岩殿城 山梨県大月市賑岡町 真田正幸 
 岩櫃城 群馬県吾妻郡東吾妻町  小山田信茂 
 久能山城  静岡県駿河区根小屋 今福丹波守



(以上、現地案内板より)


ロープウェイで、二ノ丸を目指す。

ロープウェイ駅近くに残る信玄時代の石垣

ーーーーー大手門から久能山城を探索します。ーーーーー
大手門(一ノ門)に至る1000段の階段

大手門から見る太平洋

 
大手門(一ノ門)

  大手門から入ったすぐ左の隠し郭 
 
 大手門すぐの桝形
下りに見えますが、登っています。

  上から見た桝形
画面の奥が隠し郭・奥の左が大手門 
 
武田家家臣・山本勘助が造った井戸ー深さ十丈八尺(約33m)

 
 二ノ丸(ロープウェイ乗り場近く)

   楼門

 
本殿の門
本殿のある所がかつての本丸です。

  本殿隣の日枝神社

 
 日枝神社から見る本殿

   本殿
 
葵の御紋が多く見られる本殿の側面

 
 本殿裏にある徳川家康の墓    更に上部にある愛宕郭に続く階段郭があります。



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