見て歩く日本の城と史跡ー滋賀県彦根市(2ー1)


石田三成の居城だった佐和山城(古沢町)

龍潭寺を訪問した翌日、佐和山城跡に登りました。
佐和山は、清涼寺の私有地だということですが、駐車場やお手洗や案内板があって、気軽なハイキングコースとして、
人気があるようです。比高約150mというのも良くて、この日も、かなりの登山客がありました。
石田三成が関ヶ原の合戦で敗れた後、三成の父や兄が押し寄せる東軍と戦い、善戦したものの敗れて、
佐和山城は激しく痛んだそうです。

関ヶ原の後、井伊直政が佐和山の地に移封してきましたが、2年後に亡くなったとき
彼の遺体は、彦根で荼毘に付されたとのことなので、その荒れ果てた城で直政は晩年を過ごしたのでしょうか。


直政の死後、嫡男の直継が議論の末彦根山に井伊家の城を築くに当たり、佐和山城の石垣や門など
根こそぎ使ったということで、佐和山城は、一見すればただの山の状態になりました。

本丸下に僅かに隅石垣が残るのみです。           (19/ 9/17 訪問)
標高 232.5m 比高 148m
諸説あり

案内板1





JR彦根駅の陸橋から見た佐和山城跡

(現地案内板より 以下も同じです。)

龍潭寺の境内に石田三成の銅像があります。

境内を通らせていただいて、登城開始です。


ひたすら登って、尾根にでました。



塩硝櫓に出て更に進みました。


案内板2





西の丸

空堀のようです。
この先が本丸です。

本丸は、きれいに手が入っています。

佐和山城本丸から撮った彦根城天守閣 彦根の街から撮った本丸

佐和山城本丸から撮った彦根城天守閣


案内板3





本丸から見る琵琶湖

本丸から東方向に少し下ったところに石垣が残っています。


案内板4




千貫井

千貫井から見る彦根の街 この後本丸を通過する同じ道で下山しました。



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