見て歩く日本の城と史跡ー滋賀県彦根市(3)


井伊直弼が部屋住み時代を過ごした埋木舎(尾末町1-11 )

井伊直弼が青春時代を過ごした埋木舎は、なるほど彦根城の重要地域の外れ
どいう感じにあり、彼が置かれた境遇が偲ばれました。
埋木舎の建物は、明治に入って彦根藩に忠節を尽くした大久保家に贈られて以来、
大久保家の私有物となっていて、埋木舎の表札の上に小さく『大久保』の表札があります。
埋木舎は公開されていますが、庭をぐるりと回りながら室内を観光するようになっています。
蚊が多いからとご親切に虫よけスプレーを使わせていただきました。  (19/ 9/16 訪問)

埋木舎
 井伊直弼が17歳から32歳までの青洲時代を300俵の捨扶持で過ごしたところで、直弼は自らを生涯花咲くことも
あるまいと埋もれた木にたとえて埋木舎と呼んだ。ここで彼は茶道、華道、禅、歌道、武道などの研究に励んだ。
茶道では石州流を学び裏手にある舎室は露庵と名付け数多くの弟子に一期一会の茶道精神を伝えた。
 この建物は昭和60年から6年間に亘って修復されました。
(現地案内板より



埋木舎の前の景色

『大久保』の表札があります。



玄関入ったところの展示

井伊直弼の着物
   表座敷
直弼の客人との応接の間。「表書院」とも言う。
国学者長野主膳と3日3晩、文学論や人生論を語ったのもこの室。
埋木舎の建築年代は宝暦9年(1759年)。直弼入居の70年間 藩の公館(北の屋敷)


直弼の茶室『?露庵』

蘆葉達磨図


NHK大河ドラマ『花の生涯』の展示

ここまで回って同じルートを戻りました。




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