御斉峠は、滋賀県甲賀市信楽町多羅尾と三重県伊賀市西山町を結ぶ峠です。
本能寺の変の後、徳川家康は明智光秀の追手を逃れて岡崎に戻るとき、甲賀を経て伊賀に入りました。
家康の配下・服部半蔵は、御斉峠で狼煙を上げ、甲賀、伊賀の地侍に家康の護衛を頼みました。
その結果、300人の地侍が集まったという説もあり、家康は無事に岡崎に戻ることができました。
天正伊賀の乱のとき、織田信長との戦に敗けて三河に逃げた伊賀の地侍を家康が保護したので、
多くが快く家康を護衛したという話が残っています。 (20/ 8/ 9 訪問)
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御斉峠を越えて多羅尾代官陣屋跡に向かう途中にある多羅尾滝の磨崖仏石仏群 |
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