見て歩く日本の城と史跡ー埼玉県足利市(3)

足利氏の宅跡だといわれる鑁阿寺(家富町2220)
 
 鎌倉には鎌倉時代に建った建造物はないそうですが、ここ鑁阿寺は正真正銘の鎌倉時代に建った
ものだと聞いて、行ってみました。素人の見た目には、古さや建築様式など、よくはわからなかったの
ですが、古いというだけで、しみじみとするものがありました。

 鑁阿寺が日本百名城に入っていると聞いて、お寺のイメージが強いので少し驚きましたが、甲府の
躑躅ヶ崎の館も百名城に入っていますから、似た感じだというか、当然のことなのでしょう。
 水堀、土塁に四方を囲まれた造りは、足利氏の宅があった場所なのですから、当然のことでしょう。
これだけ遺構が残っていたのは驚きです。                (23/ 3/ 3 訪問)

(現地案内板より 以下も同じです。)



修理工事中の北門から入りました。



  市指定重文    校 倉
 宝庫、大黒堂とも称する。永享徳4年公文所奉行の再建といわれて
いるが現存の棟札では、当山32世満慶上人が宝暦2年の再修となる。
 建築様式校倉風で元来当山の宝物を収蔵した。42世忍空上人の○
宝物は他へ移して足利家伝来の大黒天を祀った。
 昭和55年、市の助成を得て元文部技官安田昭二により半解体修理
を実施した。           真言宗金剛山  鑁阿寺









本堂背面


これら木材が、鎌倉時代のものだとおもい、ワクワクしました。








ここから山門と太鼓橋の見学です。


太鼓橋


山門



鐘楼は、どちらが正面か分かりません。

心字池

土塁に上って東門に向かいました。





これで見学を終えて、車にもどりました。




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