| 高灯籠(たかとうろう) |
| 文政8年(1625)に沖行く船の安全を祈願するため、紀州藩10 |
| 代藩主徳川治宝が紀淡海峡を遠望できる水軒御用地内(現養 |
| 翠園)に高灯籠一対を建立した。この高灯籠はその片方にあた |
| る。その後明治22年(1889)海草郡湊村戸表内山○○が徳川 |
| 家に懇願し、一対のうち片方の○○を受け、自宅の裏山に私設 |
| 灯台として設置し、夜間航海の目印とした。昭和12年(1937) |
| に和歌山港に灯台が新設され、いつしか忘れられ、長らく畑地に |
| 埋もれていたものを昭和62年2月にこの地に移築復元された。 |
| 高さ4,1メートル、「文政八乙酉歳12月吉辰」の銘がある。 |