見て歩く日本の城と史跡ー山口県萩市

幕末まで毛利氏の居城だった萩城(堀内2区1−1)

萩は、何度か訪問したことがあります。
この地方で育ったのでもないのに、なぜか懐かしい想いがある町です。
『荒城の月』は萩の指月城がモデルになったのではないと聞いていたのに、
指月城を見ていると、『荒城の月』を思い出し、胸がキュンとなります。
石垣だけが寂しく残っているのが、どこか悲しいのです。

萩城を再建する計画もあるというのですが、どのようになるのでしょうか。
                         (多分 01/03/30 訪問)

(現地案内板より 以下も同じです。)


指月城から日本海を臨む。
桜は、ちらほらの状態でしたが、
お花見のための屋台を組み立て
て いる人がちらほら。
石垣の城側は、階段状になっていました。

萩は、今も街中に石垣が残っていたり、情緒たっぷりです。幕末の有名人の名残を留めるものがごろごろ。
中でも人気ベスト・スリーは、萩城、松陰神社、桂小五郎の家でしょうね。

この翌日から実際に往還を歩くわけですが、この日のうちにお城から萩駅まで歩いておこうと考えました。
53KMを本当に歩けるかどうか心配で、エネルギーを温存しておきたかったので、松陰神社には行きませんでした。
以前松陰神社に行ったときの記憶ですが、松下村塾が移築してあるんです。
あっ、いえ、松下村塾のあった場所に松陰神社が出来たのかも知れません。

      親思う心にまさる親心 今日の訪れいかに聞くらむ

自分が死んだと聞いたら親がどんなに悲しむだろうかという涙なしには読めない歌です。

長谷川町子さんが木戸考允の家の前で「桂小五郎の家はどこですか。」
と聞いて呆れられたというお話を聞いたことがあります。同一人物なんですよね。
家の中に入ることが出来て、中には夫人のまつこさんの写真もあります。
とても綺麗な人ですが、『芸者幾松』という名で、新撰組のお話にでてくるあの人だと思うと、不思議な気分です。

城下町の面影を残す萩の街中 桂小五郎の家

近くに高杉晋作の家もあります。 桂小五郎の家は入場無料ですが、高杉晋作の家は100円です。

萩往還スタート地点(椿3030−1)

萩往還のスタートは、街中の唐樋札場後だと言われています。
ここのうっかり見逃して萩駅に向かってひたすら歩きました。

途中、城下町の表玄関ともいうべき『大木戸後』の看板と萩往還の道標に出会いました。

(現地案内板より 以下も同じです。)

事実上のはぎ往還のスタート地点
この看板とは、長い付き合いとなります。



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