見て歩く日本の城と史跡ー岐阜県郡上市

 城主が何度も変わった郡上八幡城(八幡町柳町)

郡上八幡城が昭和8年に、木造で再建されたというのは驚きです。
後に再建された多くの城は、時代考証もあまりされず、鉄筋コンクリートで
あることが多い中で、郡上八幡城は感動を持ってみました。
戦国時代から江戸時代に亘って、何度も領主が変わったことが、
この地に何をもたらしたかは分かりませんが、詳しく知れば
多くのドラマがあったろうと思います。   (06/07/30 訪問)

(現地案内板より 以下も同様です。)

八幡城の沿革
弘治 2年 1556 後の山内一豊の妻「千代」遠藤盛数の娘として生まれる。
永禄 2年 1559 遠藤盛数、八幡城を築く。
  遠藤氏、豊臣秀吉に2万石を没収され賀茂郡小原に転封。
稲葉貞通、城主となり天守台などを設けた。
天正 18年 1590 豊臣秀吉、天下統一する。 
慶長 5年 1600 遠藤慶隆、再び城主となる。
20年 1615 徳川家康、大坂夏の陣に勝利する。 
元禄 5年 1692 遠藤氏後嗣なく、所領没収される。
井上正任が城主となる。
11年 1698 金森氏、城主となる。
宝暦 8年 1757 金森頼錦の晩年失政により金森氏断絶。
青山幸道、城主となる。
明治 元年 1868 明治維新 
その後、廃藩置県により石垣を残して全て取り壊される。
昭和 8年 1933   当時の大垣城を参考にして、木造で再建される。


天守閣

隅櫓
 
 天守閣と隅櫓

   天守閣から見る郡上市
 
 石垣は江戸時代のもの

   
 
今は駐車場となった『首洗いの井戸跡』 



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