16世紀初頭、尾鷲市九鬼の城主隆長の弟隆良が波切郷士の川面道三を頼って波切にやってきて道三 |
の娘婿となり、波切村の主に推○されました。そして大王崎灯台の辺りに城を築き、次第に勢力を伸ばし |
ました。三代目隆次・四代目奏隆は、加茂田城にまで新出しました。そして嘉隆のときには織田信長・豊 |
臣秀吉に従い志摩を手中に収め、鳥羽城を構築し九鬼水軍として名を広めました。しかしこの嘉隆、出 |
自不詳。寛政系譜では、波切九鬼の五代目定隆子として系図を作ったので世間ではそれを用いており |
ますが、史実ではありません。当仙遊寺は隆次が開基であり、五基の五輪塔安置されています。その |
中で、隆次と奏隆の塔には、法名命日が明記されています。 |