国道20号線を諏訪方向に進み、右手に青柳駅を見たあとすぐ左の道を登ります。
この道は、今は舗装のない林道ですが、かつては金沢峠を越えて伊那に抜ける重要な街道でした。
金沢峠を越えて、北西方向に舗装道路を進むと杖突峠に出ます。
話は元に戻り、金沢峠を目指して登っていくと、分岐があり、左千軒平の標識があります。
標識はありませんが、右が金沢峠です。
左に進むと右手に『信玄のつるし堀跡』の案内板があり、少し登っていくと、いくつかのつるし堀(露天掘り)が見えます。
大小200余りの採掘跡があるそうですが、上の左の写真は、その1例です。
露天掘りをして深くなったとき、鉱石をつるし上げたところから、つるし掘の名があるとのこと。
つるし堀の案内板を過ぎて更に進むと、茅野市唯一の高層湿原・千軒平(標高1400m)に着きます。
千軒平付近は、金の鉱脈が鶏の形で埋蔵されているという伝承のある金鉱です。
永禄のころ(1558年)、信玄公が甲州金24万両を掘ったと言われています。
千軒平とは坑夫の小屋がたくさんあったことから名づけられたそうです。
発掘は、昭和まで続いたとのことで、色々な史跡を見ることができるのですが、
6月は、草深く、草の少ない季節を改めようと思いました。 (06/ 6/24 訪問) |
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