見て歩く甲斐武田氏の史跡ー長野県富士見町(5−1)

諏訪頼重の逃げ道となった入笠山(富士見)

入笠山は、高遠町、長谷村、富士見町に
またがる1955mの山です。
山頂には、長谷村と富士見町の境界が
通っています。

天文11年(1542年)
瀬沢合戦で晴信に負けた諏訪頼重は、
入笠山を越えて逃げたと言われています。

また、天正10年(1582年)
織田信忠が武田勝頼を滅ぼすために
甲斐に攻め入ったとき、
入笠山を通ったらしいという話もあります。
    (08/ 3/18  富士見町立沢にて撮影)
入笠山の頂上と富士見パノラマスキー場

諏訪攻めの陣所があった御射山神社付近(富士見)

天文13年、武田晴信が諏訪頼重を攻めたとき、現長野県富士見町御射山神社付近を陣所としてという。
御射山といっても、山ではなくて、今は、野沢菜の畑等がある、のどかな田園地帯です。

晴信の陣所があった場所だということで、訪ねてみました。
JR『すずらんの里』駅近くに立派で大きな鳥居があります。
かつては、ここから参道が繋がっていたそうですが、現在では距離も遠いし、
参道も車道で分断されているし、車で本殿まで行けるしで、歩く人はありません。
車で行ってみた本殿は、ちょっとびっくりする程簡素なものでした。


諏訪頼重は降伏し、甲府に連行されて東光寺に幽閉され、結局自刃しました。  (06/11/14 訪問)

御射山社付近の景色ー野沢菜が青々と

JR『すずらんの里』駅近くの御射山社の鳥居 意外と簡素な御射山社の本殿



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