見て歩く甲斐武田氏の史跡ー山梨県北杜市小淵沢町(1)

笹尾口留番所跡(小淵沢町上笹尾)

甲斐二十四関を探しています。
インターネット上に笹尾口留番所の情報が1件あったので、
更に詳しく知りたいと思い、メールしたのですが、お返事がいただけませんでした。
そこで、そのネット上にあった写真と場所の情報をもとに、その場所を探しに行きました。
場所は、『小淵沢町上笹尾の県道小淵沢−長沢線沿いの北側で、大滝神社の東方200m地点』とあったのですが、
該当する場所が見当たりません。
ただ、『大滝神社の南東250m付近』、中央線のガードを超えてちょっと行った場所に写真と似た景色の場所がありました。
向こうに見える山の形、土地に盛り上がり状態が似ていますが、新しい家が建っていて
ネット上の写真が古いものなんのか?と思いました。
『近くに棒道に繋がる道がある』というのも似ているので、多分ここなのだろうと思います。

因みに、史跡の案内を示すものは何もありませんでした。(08/10/19 訪問)

ネット上に見た写真と似た風景の場所 信玄の棒道に繋がる道と思われます。

笹尾砦(小淵沢町下笹尾754−1)

笹尾砦という名前より、城山公園という名前の方が通っているようで、
結構探すのに苦労しました。

07/ 2/17に行ってみたときは、公園としての整備工事が行われていて、
中に入るのも禁止されているのか、気になる状態でした。
工事の人もどなたもいらっしゃらないので、充分注意して
入らせていただきました。

案内板によると、笹尾砦が建築された年代は不明ですが、
諏訪氏と武田氏が対立していた享禄4年(1531)1月22日に
使われたとありますが、
武田、諏訪のどちらが使ったのかは記述がありません。
また、別の案内板には、武田の臣、笹尾石見守の居城とも伝えられ、
武田信虎の国内統一に重要な役割を果たしたともありました。
城郭は、1の廓から6の廓まであったそうですが、
現在3〜6郭は、畑地、水田、あるいは雑木林となっているようです。
                         (07/ 2/15 訪問)
 (現地案内板より 以下も同じです。)   


笹尾砦全景

入口入ったすぐ。右の道は廓に繋がります。
右に道は、左の写真と同じ道で逆方向になっています。

案内板があり、ここが1の廓かと思いました。 七里岩の舌状のところにあるので
南アルプスの絶景が見られます。

釣鐘穴の案内板があるところ
ここが2の廓かと思いました。

釜無川が美しい!
七里岩は釜無川の浸食によってできたことに納得!
ここが釣鐘穴の残骸かと思ったのですが、違うらしい!
調べたかったのですが、進入禁止になっていました。
2の廓らしきところから下る道がありました。
でも、これも進入禁止でした。



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