見て歩く日本の城と史跡ー静岡県伊豆市

源頼家が幽閉され、殺害された修善寺(修善寺964)

修善寺は、弘法大師とその弟子により大同2年(807)に創建されました。
鎌倉幕府二代将軍源頼家が祖父である北条時政によって
幽閉され、後暗殺された悲劇の舞台となりました。
頼家のお墓はここにあります。

 
北条早雲は5年の長きを費やして、明応7年に
伊豆を平定しました。
このとき、韮山の堀越御所の内紛に乗じて、
御所を夜襲して足利茶々丸を自害させました。
修善寺付近には温泉があって、
早雲は伊豆に討ち入る前に、修善寺温泉で湯治を装い、
情報収集していたという逸話が残っています。

早雲は、韮山城主になると、戦火に荒れ果てた修善寺に
叔父である隆渓繁紹禅師を入山させ、再建を図りました。

禅師が入山したのは、延徳元年(1489)です。
 
                  (2013/ 7/ 8 訪問)
修善寺山門

本堂と美しい瓦屋根

すぐそばを流れる桂川

風情ある竹林
指月殿

左が源頼家の墓だと思っていましたが、実際は裏側にあるとのことでした。

指月殿: 修善寺で暗殺された頼家の冥福を祈って母政子が修禅寺に寄進した経堂
Wikipedia より          



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