見て歩く甲斐武田氏の史跡ー長野県木曽郡(1ー2)

木曽代官山村氏屋敷跡(木曽町福島)

木曽代官の山村氏は、木曽氏の旧臣で慶長五年の関が原の戦いで、徳川家康に味方した功により
幕府直轄地となった木曽の代官を命ぜられ、
さらに福島関所も預かるようになり、たいへんな権力を持つようになりました。
広大な屋敷と庭園の一部が今も残っており、公開されています。


このあたりに、木曽義康・義昌親子の居館があったそうです。(07/ 7/19 訪問)

建物の一部は、江戸時代のもの この庭園も江戸時代のもの

(妻籠歴史資料館展示物より)

信玄の廟所がある長福寺(木曽町福島)

木曽町に信玄のお墓があるというので見に行きました。なぜ、木曽町に?という疑問は、実際に行ってみて納得!
つまり信玄の息女を妻にしていた木曽義昌が、信玄没後に信玄を弔うためにたてたもの。
木曽義昌というと、勝頼を裏切ったというマイナスのイメージがあるのですが、
信玄に対しては、忠誠心というか、尊敬のの気持ちを持っていたのだなぁとその気持ちが、伝わってくるように思えました。

この信玄のお墓は、現在公開されていないとのことでしたが、和尚様の特別な計らいで、お参りさせていただきました。
                                                  (07/ 7/19 訪問)

工事中の長福寺 かなり小ぶりなお墓です。



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